赤磐市で2019年に起こった事件。市職員は市民のために働いてもらうのであって議員のために働くのではありません。
2022/9/13追記
RSK 9/12放送
給与の一部を不正に受け取っていた元赤磐市議会議員の不起訴処分に対し検察審査会は「不当」と判断【岡山】
2021/12/27追記
KSB瀬戸内海放送・背任の疑いで書類送検の赤磐市議 不起訴 岡山県赤磐市
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「24日付で不起訴になったのは元赤磐市議の北川勝義さんです。岡山地検は不起訴の理由を明らかにしていません。KSBの取材に対し北川さんは『運転手の仲介をしただけで、悪いことはしていない』とコメントしています。」
2021/10/2追記
9/27 KSB瀬戸内海放送 元赤磐市議を背任の疑いで書類送検 勤務実態ない臨時職員への給料支払い問題で 岡山県警
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「・岡山県警は臨時職員の任用に関わり市に損害を与えたとして北川勝義元市議を書類送検
・KSBの取材に北川元市議は『臨時運転手の手配は市に頼まれてやったこと。悪いことはしていない』とコメント」
2020/12/18 実態のない雇用を求めた北川市議に2回目の辞職勧告が市議会で決議されたものの、本人は続投の模様。RSKニュースより
2020/11/26 この事件とは関係ありませんが、別の市議会議員の暴言がありました。赤磐市議会の資質が問われそうです。
NHK岡山「赤磐市議マスク着用求められ暴言」
(記事はリンク切れ)
要約:市職員がマスク着用を求めたら「必要ない、この若造が」と暴言と物を投げた(当てたわけではない)
→12/1 辞職しましたが、ある週刊誌記事では息子を擁立する予定らしいです。
過去記事 https://ksb.co.jp/newsweb/index/14636 から
・スクールバスや給食配送車など運転手の臨時職員7人。そのうち1人は「勤務実態のない予備要員」だった
・特定の市議会議員
・赤磐市教育委員会の元教育次長
以下の記事からの要点抜粋です。
●2019年8月 働いていないのに76万円が振り込まれたことを不審に思った予備要員の男性が赤磐市に自ら返還し事件が発覚。その男性はスクールバスや給食配送者の運転手の「予備要員」と設定されていた
●2019年11月 赤磐市教育委員会の当時の教育次長が逮捕
●2020/5/21 百条委員会
・北川勝義市議会議員の関与が判明
・同議員が教育次長に予備要員の雇用を求めて、恐怖心から受諾。教育次長は給食センターの臨時職員として雇用させたものの、勤務実態はない。
・予備要員の男性に赤磐市から毎月給与が支払われ、その男性から計19万円(KSB取材映像より)が北川市議に渡っていた。
・委員会でのやり取りの一部
百条委員会のメンバー「職員からもらったお金は?」
市議「臨時職員が使いたいといった(私の)事務所のリフォーム費用に」
同メンバー「それはご自身の事務所のリフォームですから利益供与ですよね?」
市議「残った金は預り金だ」
・北川市議「臨時職員の男性が、(私の)事務所を組合活動として使いたいという申し出があったから、修繕費用としてもらった」
●2020/7/8 百条委員会
スクールバスの運転手「市議に『予備要員が必要と言ったことに』『4万円は組合にいれたことに』と依頼されたが断った」と証言。さらに運転手は「組合は存在しない」とも。
●2020/9/29 赤磐市議会 で最終報告(RSKテレビより)
・「給与の不正支払い」や「市議の金銭の授受」についての事実認定をした。
・問題への関与が指摘されている議員への辞職勧告決議案が可決された。
●2020/11/6 NHK岡山 赤磐市議を背任で刑事告訴
(記事はリンク切れ)
抜粋
市の第三者委員会は今年9月、市議会の北川勝義議員が威圧的な言動で市の職員に恐怖心を抱かせ、臨時職員の雇用を求めたとして、背任の共犯にあたる可能性もあると報告していました。
この報告を受け赤磐市は11/6、北川議員を背任の疑いで刑事告訴したと発表。
北川議員はNHKの取材に対し「私に職員を雇用させるような権利はないので、不正と言われるような関与はしていない。ただ、市民に心配をかけたことに対しては申し訳なく思う」と話した。
7/16 追記
山陽放送より 友實武則市長「刑法違反があるのなら関係者の刑事告訴も検討する」
7/9 追記
2020.7.8 山陽新聞 仲介市議から口裏合わせ依頼 赤磐市議会百条委 元臨時職員証言
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・勤務実態のなかった「予備要員」は市議の仲介で任用。予備要員は5月の百条委で「市議に月4万円を渡していた」と証言。この日、証言に立った男性はスクールバスを運転していた臨時職員で、「『(予備要員が必要と)あなたが言ったことにしてくれ』『4万円はあなたが預かって組合に入れたことにして』と言われた」と話した。これに対し、男性は「『そんなことは言えません』と断った」とも述べた。
・市議が存在を主張する臨時職員の組合については「存在していない」と答えた。
6/26 追記
NHK岡山 赤磐百条委員会が中間報告
「臨時職員が雇用を仲介した北川勝義市議会議員に、お礼という趣旨で給与の中から19万円を支払っていたことなどが盛り込まれました」
2020.5.27 赤磐市議会 議員名簿
2020.5.26 KSBによる取材映像
「他の議員からも圧力を」
https://www.youtube.com/watch?v=9v-d0A6Frjs
*リンク切れはご容赦。
2020.5.21 FNN 赤磐市教委背任事件…市議が金銭授受を認める【岡山・赤磐市】
https://www.fnn.jp/articles/-/44714
引用
勤務実態のない職員へ賃金を支払い、赤磐市教育委員会の当時の教育次長が逮捕された背任事件の究明を図る赤磐市議会の百条委員会が5/21、開かれた
この事件は2018年6月、赤磐市教委の元教育次長らが必要のない臨時職員を雇い、勤務実態がないにも関わらず賃金を支払ったとして元教育次長が逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けたもの
北川市議は5/21、証人喚問に応じ、臨時職員が組合活動で自身が持つ事務所を使いたいという申し出があったため事務所の修繕費用として金を受け取ったなどと話しました。同日、元教育次長も証人喚問に応じ「北川市議が怖かった」などと市議の関与があったことを認めました。
その他参考記事
5/21 山陽新聞 市議への恐怖心から臨時職員雇用 赤磐百条委、元教育次長が証言
https://www.sanyonews.jp/article/1014498
抜粋
「議員に日ごろから恐怖心を持っていた。(市議は)総務文教委員長で、断ると業務に支障が出ると思った」と述べた。
市議も証言に立ち、臨時職員との金銭授受について「個人的には受け取っていない。(複数の臨時職員が利用していた)事務所のトイレの水洗・洋式化、ごみの片付けなど、私が立て替えた経費分は受け取った。事務所の維持や飲食に伴う金は預かった」と語った。
5/21 NHK岡山 赤磐元次長と市議の証人喚問
(記事はリンク切れ)
抜粋
元次長は、市議会議員から職員の雇用を頼まれたことを認め「必要性は低いと思ったが、恐怖心があり断り切れなかった」と証言したのに対し、議員は「雇用するよう頼んではいない」と否定しました。
臨時職員が、雇用を仲介した北川勝義市議会議員に、給与の一部を渡していたことを認めています。
「不適切な判断で、市民の信頼を損ねたことを深く反省している。今後、私と同じような職員が出ないようにしてほしい」と涙ながらに訴えました。
北川議員への証人喚問が行われ、元教育次長に威圧的な態度を取ったことがあるかと問われると「教育委員会の事業として、違うことには違うと言っただけだ」と否定しました。
私見(および推理)
個人的には「臨時職員は事務所を使いたいから」とは言ってはいないように思えます。なぜなら「名前だけ貸して」と市議に言われていたはずなので。
そもそも、赤磐市に損失を与えたのは事実。臨時職員および教育次長は一度、警察に捕まっています。にも関わらず、議員に捜査の手が伸びていないのはおかしい。
額の大小の問題ではなく、議員のために役所が動いているという点で、本来の業務ではなく、違法です。
やはり、赤磐市長か赤磐市民によって告訴され、事件化すべきです。沈静化すれば、同じ事の繰り返しです。
なお、この記事の下の方では「過去に、他の市議によって指摘されていた問題点」もあわせて掲載します。
補足
・2019/11/30 時事通信 勤務実態ない職員に76万円 背任容疑で前赤磐市教育次長逮捕―岡山県警
https://news.livedoor.com/article/detail/17458216/
市教委が今年8月、不正な手続きを公表していた。男性は76万円全額を返したという。
・2020/2/13 職員の処分について 赤磐市
http://www.city.akaiwa.lg.jp/annai/soumubu/somu/shisei/saiyou/6277.html
赤磐市教育委員会において、平成30年度に給食配送業務やスクールバス運転業務などを担う臨時的任用職員の任用手続及び賃金支給に際し、職員が不適切な事務処理を行った事実及び情報公開請求に対して決裁文書を作り直し、開示した事実を確認しました。
・赤磐市議会議員 原田そよ氏
http://haradasoyo.net/soyokaze/soyokaze63.html
2011/4/20 「旧吉井町の土地取引に関する100条委員会」
議長の「職権による発言取り消し、及び129条の濫用」について異議を申し入れるとともに説明を求める
4月20日の「旧吉井町の土地取引に関する100条委員会」に証人喚問されていた北川勝義議員は、出頭拒否しました。これにより委員会は自治法百条第9項により「出頭拒否の場合は、議会に対して告発を義務づけている」を適用し、北川勝義議員を告発することを決定しました。
また、荒島前市長も出頭拒否したため、100条委員会は告発を決定したにもかかわらず、3月議会の採決で(山田、森川、樅野、小引、北川、松田、大口、川手、金谷、治徳の10人の議員)の反対で、さらに佐藤議長が反対に回ったことで、否決になったのです。自治法で「告発せねばならない」と決められていることを、赤磐市議会は公然と否決したのです。市民は議会を注視していただきたいと思います。(荒島前市長の告発は有志議員で行います。)
私見:
「百条委員会での出頭拒否は告発の義務」と決められているのに、議会の否決。つまり「赤磐市議会内では、出頭拒否になっても告発されないという流れが、2011年当時、すでにあった」という事実。
これでは「百条委員会を軽視する風潮」が長年存在しているとしか思えません。
私は赤磐市民ではありませんので余計なお世話に思われるかもしれませんが、今回の事件から色んなことを知るようになり「一人の議員の問題というより、市議会自体がナレアイになっていて、市役所の職員の職務にも悪影響があり、赤磐市民にとっては損」だと強く思います。