Q.この番組は?
A.「音楽番組「古い曲が多そう」というイメージだったが見始めるとタモリ倶楽部のように「専門的なことはわからないが、うんちくを言っている人をはたから見るのが好きな人なら楽しめる番組」。ただ、BS番組なのはもったいないと思う
ゲスト:酒井瞳さん(アイドリング)
マキタさん「Aメロ Bメロ サビ Aメロ Bメロ サビ メロディXと最後にある、別のメロディのこと。 CDの登場で長尺も可能になりXメロを入れることが流行りだした」
・田原俊彦 抱きしめてTONIGHT (1988)
でのXメロ
♪Tell Me 心なら Tell Me 動いてる
・名もなき詩 Mr.Children 1996
Xメロ
♪絶望、失望・・・転がってるさ
Xメロ2
成り行きまかせの・・・自分の胸につきささる だけど
(転調) あるがままの
・深夜高速 フラワーカンパニーズ 2004
マキタさん「この曲はずっとドラマティックマイナー(Am→F→G→C)ですがXメロで変わる」
Xメロ
全開の胸 ・・・感じたことが全て
サビ
生きててよかった
アレンジ曲:「あの素晴らしい愛をもう一度」(北山・加藤)のラストにXメロをつけてみた
スージーさん「この曲は素晴らしいが、カラオケで唄うとシンプル。だからXメロがあると90年代風になって、後半盛り上がるかも」
D「さかっちの好きなラルクでは?」
さかっち「winter fallならXメロあるかも」
全員「あった。ラルクにもXメロがあった。認定」
(一瞬だけ流れたので、おそらく「♪魅せられ」の節のみ)
サブウェイ特急 1975 松本隆さんの作詞 1974年キャロル解散発表。翌年ソロアルバムを発表。
マキタ氏「解散はあらかじめ決まっていて『松本、作詞ヨロシク』だったのでは?」
マキタ氏「ガッチュが出てくる。ガッチュ?」
あの娘と暮らせない
世話がやけるぜ
黒く塗りつぶせ
「好きなメンマ?正解はシャクなメンマ」
古いラヴ・レター
マキタ氏「この曲には(ビートルズの)Don't Let Me Down感がある」
時間よ止まれ
マキタ氏「笑うゥ~、ここが永ちゃん。ここに注目している人は少ないのではないか?」
「コードとしてはオーギュメント(他2)が多い」
いつの日か 1994
マキタ氏「音の高低差があって、メジャー7、マイナーな好きなコードが全部入っている。高いドの連打で『いつの日か』が入る」「素晴らしい音楽家」
YOASOBI「夜に駆ける」2019
→ スージー鈴木氏「YOASOBIはきゅんメロのコード進行、F→G→Em→Amを多用する」
ザ・スパイダース「あの時君は若かった」1968
スージー鈴木氏
1798年頃(寛政の改革の頃)ベートーベン「ピアノソナタ第8番 悲愴 第2楽章」にも「きゅんメロ、F→G→Em→Amがある」
Vaundy「怪獣の花唄」2020
→スージー鈴木氏「IV→V→VI進行
F→G→Am
アニソンに多いコード進行」
坂本龍一「Merry Christmas Mr.Lawrence」1983
藤井風「死ぬのがいいわ」2020
→スージー鈴木氏「たしかに藤井風さんらの曲はトレンディに聴こえるが、実は原始的なペンタトニック(5音でできた音階)を使っていて、よしだたくろうさんとつながる」
よしだたくろう「結婚しようよ」「旅の宿」1972
スージー鈴木氏「我々オジサンには令和の曲は合わないと思っている人がいるかもしれないが、実は昭和からのペンタトニック(5音でできた音階)を令和で使っている」
「案外、昔の曲を(令和の)彼らは知ってますよね」
メロディが化ける。
一例
愛をこめて花束を Superfly 2008
(後半の)♪笑わないで、ウケとめて
の「ウ」ケとめて
1970年代のメロ化け
ロマンス・岩崎宏美1975
(後半の)♪席を立たないで
の「立たないで」。一か所しか出てこないが、ここを抑えると盛り上がる
スージー鈴木氏「あくまでも確証はないが、その部分は岩崎宏美さんのアドリブらしい」
マキタさん「天才ですよ」
赤いスイートピー松田聖子 1982
♪帰れない、帰れない
(2回目の)帰れない
マキタ氏「ココを大事に歌えるかどうかで決まる」
「河村唯さん、合格」
勝手にシンドバッド・サザンオールスターズ 1978
マキタさん「3か所ある。メロディを変化させているので、Xメロとは異なる」
2コーラスの頭の所で変化
♪江の島が見えーてきた
「見えーて」
♪胸騒ぎの腰つきここ
腰つきを歌い終わる頃に「ここ」をかぶせる
(最後の)♪胸騒ぎの腰つき
二度と聞けないメロ化け
俺たちに明日はある SMAP 1995
青春メロ化け
「抱きしめ」のあとの♪今夜は眠ろう
マキタさん「男の子達がユニゾンしている、青春なんですよ」
・三木鶏郎合唱団「明るいナショナル」 1955
三木鶏郎氏(放送作家、作詞家、作曲家など)
東芝CM ダークダックス、三木鶏郎の門下生
CMソングのポップス時代
・弘田三枝子「ワンサカ娘'64」
レナウン 小林亜星氏
1968 ジュリア・リンカー&浜口庫之助「私のカローラ」
ボサノバ。ハマクラ氏(マイク真木さん、西郷輝彦さんら)
CMタイアップ時代
1970 ジェリー・ウォレス「マンダム 男の世界」
オリコン1の洋楽。スージー鈴木さん「洋楽に聴こえるが、実際は日本人が作った曲とのちに公表されています。のちに、また逢う日まで、あの鐘を鳴らすのはあなたに影響を与えた」
マキタさん「スマホがなかった。当時の子はスマホの代わりにマンダム(のまねっこ遊び)だった」
化粧品タイアップ
スージーさん「詞のどこかに商品名が入って来る」
1986 中村あゆみ「ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE」
ス「どこかわかる?」
河村唯さん「ハイ、ちょっとやそっとじゃくずれないですよね(ファンデーションの商品)」
ス「吐息でネット、南野陽子さんの曲がありましたが、(CMの化粧品を)塗るとウェットだがネットりしないという意味だった」
昭和CMソング回帰の時代
1995 小沢健二「カローラIIにのって」
小沢健二さんで一番売れた曲。佐藤マサヒコ氏(他のCM、ポリンキー、ドンタコス、モルツ)
小林亜星さんっぽい曲に戻ってきた時期
マキタさん「ミスターサマータイムのようなおしゃれなCM曲になっていたのに、結局、戻ってきたようですね」
ス「90年代は小室さんらとCMタイアップ全盛だったが、バブル崩壊でなんとか商品を売らないといけない。曲も小林亜星さんのような連呼型でわかりやすい曲に。そしてコンビニが出てきた。流通形態が変わった。モルツが売れてるとすぐにわかるようになった、するとコンビニにモルツがたくさん並ぶように流通が変わった」
ス「令和のCMは、詳しくはWebで、とか0120とか、単なる伝達手段になってしまって、エレガントではなくなった」
河村さん「また(昔のCM時代に)戻れば良いのに」
大場久美子 1979 スプリング・サンバ
マキタさん「歌わされたラテン。と呼んでいる。アイドルに不釣り合いな企画が時々ある、そういう企画をアイドルに持ち込んだような妄想だが、する」
長谷川きよし 1980 別れのサンバ(LIVE)
マキタさん「バカテク・ラテン。一人の弾き語りです。知っている人は知っているアーティストですが、幼い頃から盲目の方ですが、良い曲ですがスゴイです。次はギターソロで」
別れのサンバ(LIVE)ギターソロ
「コードを変えながら、それがわかるように弾ける人、少ない」
次は「シティ・ラテン」
大貫妙子 1977 くすりをたくさん
マ「詞はね、病院へ行くと薬をくれるだけじゃん、飲めば良いんでしょ」という、当時の風潮への皮肉。ラテンは八頭身美女が出てくるイメージだが、我々胴長短足アジア人にはリアリティがない。海外に行ける人が少なかった時代、でも、この詞を載せたことでラテンが身近に感じられた」
「夫婦・ラテン」
ヒデとロザンナ 1969 真夜中のボサ・ノバ
スージー鈴木さん「ヒデさんがエロい」
マ「本当の夫婦、上がロザンナさん、下がヒデさんで唄っているが、ある部分で上がヒデ、下がロザンナになる部分がある・・・ここ。ここの、夜のおかずが一品増えた?」
「HIP HOP ラテン」
RIP SLYME 2002 楽園ベイベー
マ「たしかにHIP HOPと思われがちだが、最後のタタタを入れてきたことで完全に決まって、ラテン」
とりあえずSEASON 2.1 は完結。
でも、なんとなく復活する雰囲気はあるような。
「SEASON 3でお会いしましょう」
2024/11/17
歌い方
「愛という名のもとに」1981
2:06ごろを覚えておいて
「愛の世代の前に」1981
音列は「ミファミレド」なのに「歌いまわし感」でミファミレドではない
スージー氏「ミファミレドなんだけど、歌い尻はミファミレ・ミレドなんだ」
「今夜こそ」1980
浜省のミレドの味
マキタ氏「桑田さんや佐野さんとは違うのは浜省さんは日本語はハッキリ聞こえるし、ご本人も日本語ははっきり歌いたいらしい。逆に英語はネイティブにこだわっているとご本人」
「ブルーグラスという白人アメリカ人の音楽ジャンルがあるが、浜省さんの歌のルーツはブルーグラスではないかと僕は思う」
「Too Lake to City」 Alison Krasuss 1987
マキタ氏「こういったブルーグラスの曲にアメリカ英語のテイストが詰まっていて、浜省さんはなんらかの方法でそういったジャンルの曲を吸収しているのではないか?」
「Red Neck Friend」Jackson Brpwnw 1973
スージー氏「わかる。詰まっている」
マキタ氏「浜省さんは無意識に吸収されているのではないか?というのが僕の推察。白人系音楽などから。Cryがミレド、などと歌い尻に込めているのではないか?」
アシスタントの酒井瞳さんが15年言い続けた宮崎観光大使に就任された。
再放送 ブルーハーツ特集
2024/11/24
スージ鈴木さん「後期になるとブルーハーツの歌詞は抽象的になる。甲本さんらは『好きに解釈してくれたら良い』と言われている」
「コード進行は C-Am-F-G といった極めてシンプルで、教科書的なコードが非常に多く、凝ったコードはない」
「C-Am-F-Gだけで感動的な曲を作ることが可能である」
スージーさん「この番組、終わったのでは?」
マキタ氏「この番組はスイングステートと言われています」
パートナー:トンちゃん(外岡えりかさん)
最優秀2拍3連賞
・小田和正 ラブストーリーは突然に
・東京ブギウギ 1947 笠木シヅ子
マキタ氏「最期の♪東京ブギウギ、なんてまさに2拍3連勝」
あなたを感じる最優秀2拍3連賞
風は秋色 1980 松田聖子
キメ系2拍3連
タタ・タタ・タタ↑
キメ系2拍3連賞
不思議なピーチパイ 1980 竹内まりや
キメ系2拍3連&転調
タタ・タタ・タタ→転調
♪ソラシドレ
「松浦亜弥の桃色片想い」もソラシドレ
若者のすべて 2007 フジファブリック
メロ化け&2拍3連
見えるかな→タタ・タタ・タタ
結局「2拍3連賞」は「東京ブギウギ」
最優秀コラボレーション賞
出前一丁 1982 大滝詠一
「あーらーよ出前一丁」はキダタロー氏。大滝氏の曲に最期の「あーらーよ」とがコラボした。
スージー氏「ロンバケの前年にこの曲を出している」
最優秀unknown大賞
孤独のメッセージ 1981 キャデラックスリム
※ギターソロ
マキタ氏「1983年には解散している」
スージー氏「この曲に(いろんな要素を)入れすぎ?」
最優秀女スプリングスティーン(*)大賞
「南三条」(1991) 中島みゆき
*ロックシンガーのブルース・スプリングスティーンのようなシンガーソングライターの人という意味と思われる。
スージー鈴木さん「標準的なコード進行で、情熱的なシャウト。南三条という札幌の地名。そしてクラレンス・クレモンズ風サックス」
最優秀バースinJAPAN大賞
マキタスポーツさん「阪神で活躍したランディバースがいましたよね?そこで、日本でしかヒットしなかった曲を紹介します」
汚れた英雄(1982)ローズマリー・バトラー
マキタさん「映画音楽で35万枚。バトラーさんは元々バックコーラスの人で角川映画のために作られた曲。正直映画は見たことがない。映画の番宣でたくさん流れて、幻魔大戦とかウィングランなどの映画のタイトルにも同じ手法で製作発売された、日本発の洋楽」
里見八犬伝(1983)ジョン・オバニオン
マキタさん「これも角川映画。映画は見てない。CMが大量に流れていて19.8万枚。オバニオンさんは海外で売れた歌手かと思いきやそうでもなく、ある2二人のプロデューサーでデビューした歌手で結局、俳優に転向」
オーバーナイト・サクセス(1984)テリー・デザリオ
マキタさん「ソニーのCMで使われていた。ドラマティックマイナーAm→F→G→Cというコード進行が使われていた、28万枚。さっきの二人のプロデューサーが角川映画からソニーに移ってこのCMができたわけ。飛ぶ鳥を落とす勢いだったソニーへね」
とんちゃん「最優秀バースinJAPAN大賞はテリーデザリオさんです」
マキタさん「テリーデザリオさん、おめでとうございます。この番組を観ていたら、来て下さい」
第8回日本カセットテープ大賞は
マキタさん「声、聴いたことがあるが、誰ですか」
「あーねむいなあ~」(1970)萩本欽一さん
マキタさん「良い曲ですね」
スージー鈴木さん「ね。欽ドンが始まる前で、若者に絶大なる人気があったときの大将で、これはボッサ(ボサノバ)に、バートバカラックが入った、良い曲でしょ?それよりも何よりも、大将が大賞ということです」
トンちゃん(外岡さん)「この番組、相変わらず良いなと思いました。舞台やっている間に『カセット終わりました』と(マネージャーから)聞いて『終わったの?』と驚いていたら、『カセット(特番ですが)始まります』と聞いて・・・」
テーマ 2025年 音楽トレンドはこれがくる!
スージーさん「ふれあい愛(ラブ) 1974年・和田アキ子」
スージー鈴木さん「まさかのシングルレコードのA面です。で、曲内の同時通訳の男性は?ノークレジットでした。私の調査の限界でした」
マキタさん「え、まさかのシングル?アルバムじゃないの?でも、この曲は、なにかに使えそうな感じ」
マキタさん「シン・お笑い芸人ソング」
「スケベなだけで金がない」2023年・礼賛
マキタさん「ララランドのサーヤさんらのユニットで、正直、笑わせるつもりがない」
マキタさん「エアコンブンブンお姉さん、わかりやすく言うと戸川純さんの再来です」
ソー 2023年・AIR-CON BOOM BOOM ONESAN(エアコンブンブンお姉さん)
マキタさん「正直、この曲の良さがわかりませんがAIR-CON姉さんのアルバムの中では気になった曲ですし、まさかの私の高校の後輩でした。ただ、筋が良いので未知数ですが可能性ありです」
鈴木さん「え?ジャンボ鶴田さん、林真理子さん、マキタスポーツさん、AIR-CON姉さんですか。すごい高校ですね」
スージーさん「もう、お決まりのミファミレド、たとえば、時の流れを身を任せ、ミファミレド」
「で、去年の熱闘甲子園を見ていたら、ミファミレドを見つけました」
ずっと好きだから 2024年・ねぐせ
マキタさん「ねぐせ、すげえ。ミファミレドだらけじゃん」
スージーさん「そう。ずっとサビがミファミレド。(テレサテンさんの曲のように)三木たかしさんはここぞという時に『ミファミレド』を使っていたのに、今の人はミファミレドをコピペしてミファミレドミファミレドミファミレドとしているように思える、最寄り品ですよ。コンビニのレジ横にある商品のように、ミファミレドがなってしまった。あと番組の当初にやっていたソ#とかもね」