2/2 そこまで言って委員会NPより
■老後2000万円足りない問題の真実
2019/6頃に話題になった「老後2千万円問題」ですが、番組レギュラーのS氏が以下のように解説されました。
・金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 PDF
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf
を読むと
P.10の図を抜粋
()の金額は管理人が図から補足しました。
「報告書には
支出:毎月26万円(263718円)
年金:毎月21万円(209198円)
貯蓄:2500万円保有
30年過ごしたと仮定」
↓
A「貯蓄を取り崩しても2千万円足りない」
このように書いてありました。そのうえで、ある新聞社が「最後のA」のみを切り取り報道して大問題に。
S氏は
・まず月26万を支出し、食費に6万(64444円)できる家庭はそもそも裕福では?
・そもそも、金融庁が作成した資料には証券会社が絡んでいて、イデコ(iDeCo)やニーサ(NiSA)を金融庁や証券会社が推進したい内容と思われる。
ゲスト出演の経済学者・高橋洋一氏は「それらの資産運用をするかしないかは個人の話。ただ結構、手数料が高いのでよく考えて」とのこと。
参考資料
金融庁・金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について
2019/6/3
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html
資料より
オブザーバー
消費者庁 財務省 厚生労働省 国土交通省 日本銀行 日本取引所グループ 日本証券業協会 投資信託協会 日本投資顧問業協会 信託協会 全国銀行協会 国際銀行協会 生命保険協会 (敬称略・五十音順)
■官僚が作成する資料の廃棄について
桜を見る会で話題となった「資料の廃棄・破棄」について、ゲスト出演された元官僚の方々のご意見をまとめました。
・シュレッダー担当は官僚1年生
・「廃棄した」は誰かが言ったのを鵜呑みにして官僚トップが答弁しただけ
・実のところ最終的な資料は廃棄はされないし、廃棄しない。媒体が電子か紙かは不明だが、誰かが持っていると考えるのが普通。最終資料を作るまでの「過程の資料(作成途中のもの)」は廃棄することがある。
・資料を公開できないのは個人情報が含まれるし、大勢の出席者がいれば、公開することで与党にとって都合の悪いお客が数人含まれている可能性が非常に高いから。単に、実際にいるかどうかは不明でも、都合の悪い人がいたかも、という話
・それではなぜ?廃棄したと答弁したのか?「一度、廃棄した」と答弁してしまったので、「廃棄していませんでした」とは言えない流れになってしまったのでは?と考えられる、とのこと。そもそも、追求に答弁するクラスの官僚たち自身がシュレッダーをすることはない。部下がシュレッダーをかけ、部下が「廃棄した」と言えば、その言葉をそのまま言っているだけで、官僚本人たちは実情を知らないと考えられる。
■WHOが新型コロナウィルスの緊急事態宣言が遅かったのは?
番組のコメンテーターの方々から
2020/1/22、スイス・ジュネーブで行われたWHOによる新型コロナウィルスに肺炎に関する会合について
「緊急事態宣言を出すかどうか?」という議題になり
・WHOの中国委員による猛反対があった
・習近平国家主席からテドロス・アダノム事務局長に直々に「反対の申し入れ」があった
その結果、宣言は見送りとなった。
やはり、局長が中国の息のかかったエチオピア出身だったから反対意見を受け入れてしまったのでは?というご意見。
しかし、2020/1/30の緊急委員会によって緊急事態を宣言。ただし、中国政府の防疫対策を称賛するような内容だったのは、そういった事情があるからでは?とのことでした。