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護憲派の吉田茂と改憲派の岸信介

NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像

-政治の模索- 第1回 保守・二大潮流の系譜

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150718

機会があれば見て頂きたい番組です。

 

この番組は二人の首相での考え方の違いや裏取引などが垣間見えたうえに、最近の安保法制に絡む「日本国憲法」も関わっていたので、なかなか見応えがありました。

個人的に気になった部分だけを箇条書きにします。

(うろ覚えなので、正確には番組・ネットの情報をご参考にして下さい)

・吉田茂首相は「戦後からの経済復興」を最大の目標とし、その結果、「旧日米安保条約」をそのまま受け入れることで、「軍事面では米軍に頼ることで、お金を戦後復興に回すことができた」そうです。

一方、米軍が恐れていたのは「日本が軍事面で強くなること」だったので、「日本の弱体化を意図した日本国憲法」を日本に受け入れさせ、当時の日本はあたかも米軍に占領されていたような状況だったそうです。

 

・岸信介首相は東條内閣の商工大臣だった時に開戦の詔書に署名していたことで米軍からA級戦犯被疑者として巣鴨プリズンで勾留。しかし、実際の会議(大本営政府連絡会議)に参加していなかったなどで無罪放免に。

故郷の山口から政治家として再起し、首相に。その際、”基地を提供しているにも関わらず米軍基地への日本の発言権がない”など「不平等な条件が多かった”旧日米安保条約”を改定し、日本の自主性を高めたい」という考えのもと何度も訪米し、”新安保条約”が調印され、同時に日米地位協定も締結。

 

●つまり

アメリカからの要望・憲法を受け入れ、それを維持することで経済発展することを最優先にした、護憲派の第45, 48-51代総理大臣の吉田茂氏

アメリカとの不平等な関係を改善したい、そのためには憲法そのものを改定したいと思っていた、改憲派の第56,57代総理大臣の岸信介氏

 

ご存知の通り、岸首相は安倍首相の母方の祖父に当たります。

また、番組には田原総一朗氏も出演され、安保闘争の学生運動に参加していたそうなのですが「当時は安保条約の条文なんて読んでなかった」そうです。

 

一方で

憲法は日本国民のためのルール・ものさしに思えますが、実際は二人の政治家の考え方のように、

憲法をこのまま維持した場合ならこれまでと同様に主従関係の継続、

仮に憲法を改正した場合は「独立性が増すかもしれないが、逆に友好な関係にヒビが入るかもしれない」

実際のところは専門家ではないのでその予測ではできませんが、

その番組を見て

首相という職務は「一般の人より1歩先を見て判断、行動できる人」でないと全うできないし、「思いつき」とか「勘」で行動する人には絶対に首相になって欲しくないと改めて感じました。できれば国会議員も。

 

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