百田氏・議員・マスコミ、誰が間違っているのか?
●理想論
・国会議員は「議員にふさわしい発言をすべき」
・マスコミは「事実のみを正確に報道し、会社や記者の意向は本来、記述しない」
・百田氏は個人であり発言は自由なので規制できません。ただし、安倍首相に近い、というだけで「マスコミにつっこまれやすい」のは確か。
●実際のところ
・百田氏の意見に賛同できる部分もありますが、もう少し控えめにして欲しいと思います。(全面支持ではありません)
・国会議員が失言をすればそれを「オーバーに書くマスコミ」がいたり、「事実と異なる報道をするマスコミ」がいるのも確か。
だいたい誤報記事が得意なのは週刊誌系が多く「普段は”事実と異なることが多い”芸能ネタ」で稼いでいる模様ですが、最近では「新聞各紙」も週刊誌の影響を受けているのか、あるいは新聞を読まない人が増えているので読者獲得の目的で「オーバーに」あるいは「政治家の意図とは異なる報道をする」ことが、週刊誌ほどではないですが「あるそうです」
そこで一番の問題点が
「読者が事実とウソを見抜くことができない記事がある」という点です。
●今回の注目点
・自民党の大西議員(当選2回の若手)が言いたいのは「政治家や政府が言っている話と異なる報道をするマスコミが一部いる」という言い分。
・野党は「問題議員が自民党」であることをネタに与党を追い込もうとしている点。
・新聞社とテレビ局が連動しているため、「マスコミ批判、圧力」といった言葉が政治家から出ただけで、大騒ぎしている点。
●私の感想
「マスコミは自由に議員を批判することができる」のに「議員がマスコミ批判をすると一方的に叩かれる場合が多い」という点が不公平に感じる時があります。
※刑事事件やお金といった「明らかに議員に落ち度がある」場合は叩かれても仕方がないと思います
もちろん「議員だから叩かれて当たり前」というご意見があるかもしれませんが、内容によっては「そこまで叩く内容?」と思える時があり、「結局、マスコミのネタ拾いでは?」と思うことがあります。
●マスコミは絶対に正しい?
まじめな新聞社および雑誌社もあります。しかし「マジメなマスコミの誌面」は、人によっては「つまらない」と感じる人が多く、売れない模様。
ここで実例を2つ。
当時、ケヴィン・メア在沖縄総領事が「沖縄県民はゆすりたかりの名人」と発言し、失職に追い込まれました。
ケヴィン氏は「私は村長などの地元の政治家の一部が、米軍基地の迷惑料といった名目でお金を要求してくることが多いと発言したのをそのように地元のマスコミに書かれた。私は決して沖縄県民のことを言ったのではない。地元の政治家のことだ」と某大阪系の番組で発言していました。
あと、沖縄防衛局長が「オフレコで(非公開で)」と約束したにも関わらず、それを記事にしたのは芸人スリムクラブの親族で、局長も失職しました。(局長の発言は不謹慎でしたが。)
つまり「事実と異なる表現を用いる」「オフレコの約束を破ってまでネタにする」という記者や新聞社が、果たして「モラルを持ったマスコミ」といえるのでしょうか?
個人的には「これだけ多くの情報が手に入る世の中」なので、
「地味であっても事実のみを正確に伝えてくれるマスコミだけが生き残って欲しい」と思いますし、「新聞社ごとに政府寄り、政府批判(反政府)という個性があるということがもっと広まって欲しい」と思います。