普天間飛行場は元々野原だったのか?
たかじんの委員会で
普天間基地は元々野原に建設され、その後、周辺に住民が住み着いた
という発言がありました。
一瞬、「えっ」という感覚を持った私は、自分の勉強不足を痛感しながら
「それが事実なら、これまで”普天間は住宅地に作られた基地”というマスコミが使っていたフレーズは、少し意味が違うのではないか?」と疑問を持ちました。
住宅地のそばに作られた基地
ならば、「基地を作った方に責任」がありますが
基地ができた後に住宅地ができた
のならば、「基地のそばというリスクを承知で家を建てた」ということになります。
で、ウィキペディアを見ると
沖縄戦時下において接収された土地で、のちの朝鮮戦争において建設が進んだ
という、
基地の発端が戦中・戦後の混乱期
ウィキの情報量だけで野原とはいえないものの、接収された土地が今も使われている
現在でも土地の9割以上が借地で「地主が3千人以上」いる
という特殊な事情もあるようです。
ただ冷静に考えて
30~50年前に「基地の近くに家を建てた人」というのは、「基地のそばに住むことを承諾」していたのではないか?
とは思えます。
また、仮に私が基地の地主の1人だったなら、「基地が移転したら賃借料が入らなくなるので困る」と思うかもしれません。
周辺での騒音や米兵による事件がクローズアップされがちですが、
基地が先か
住宅地が先か
で、基地に対する見方は変わるのではないでしょうか